日本のテロリスト

日本

「日本のテロリスト」を読みました。

「日本のテロリスト」

(著者)室伏哲郎 (出版社)宝島社:宝島SUGOI文庫

明治はテロから始まったといっても過言ではない。明治の元勲たちの多くもテロで倒れている。そして、現代もテロは続いている。明治から現代まで、様々な時代の裏面を体現したテロリストたち。ほとんどは非業の死を迎え、そして、テロにあった者も志半ばで死んでいった。一体彼らは何に駆り立てられ、何に憤慨し、なぜテロに走ったのか。室伏哲郎が明らかにする“日本テロ史”の決定版が、完全リニューアルで復刊。(「BOOK」データベースより)

明治から昭和までのいろんなテロおよびテロリストについて、わかりやすく書かれています。テロリストの生い立ちなども詳しく書かれていて、興味深く読めました。(それにしても「公安警察」の次が「テロリスト」、偶然とはいえ何というチョイスなんでしょう・・・)

日本の公安警察

日本

「日本の公安警察」を読みました。

「日本の公安警察」

(著者)青木理 (出版社)講談社:講談社現代新書

オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?誰にも書けなかった“治安活動”の真実。(「BOOK」データベースより)

何も知らない自分にとっては、公安警察の概要を知るには、ちょうどいい本でした。なんとも言えぬ恐ろしさというか薄気味悪さも感じさせられはしましたが・・・

韓国徴兵、オレの912日

日本

「韓国徴兵、オレの912日」を読みました。

「韓国徴兵、オレの912日」

(著者)チュ チュンヨン (出版社)講談社:講談社プラスアルファ文庫

韓国ではソウルの繁華街でも軍服姿の若者に頻繁に出くわす。もちろん、彼らがおしゃれでミリタリー・ファッションを着こなしているわけではない。兵役中、外出許可をもらった訓練兵が、しばし羽を伸ばしている日常の光景なのだ。韓国男子の会話が「軍隊の話で始まりサッカーの話で終わる」といわれるのは何故か。そんな秘密が解ける強烈な逸話が満載。今は日本に住む元韓国陸軍兵長が、ほとんどの日本人が知らない、自らの地獄のような体験を激白。(「BOOK」データベースより)

韓国のドラマや映画を観ていると、兵役という言葉がよく出てきます。また、韓国の俳優さんが兵役に行くとか、兵役から復帰したとかいうニュースを観たりすることも、たびたびありました。最近は、韓国ドラマや映画を観なくなってしまったけれど、この国の兵役や徴兵制度には関心がありましたので、今回「韓国徴兵、オレの912日」を読んでみました。兵役というのは想像以上に厳しいもののようですが、読んでいて思わず笑ってしまうような場面もありました。詳細なイラストもあり、兵役や徴兵制度のことがよく理解できる本だと思います。

撃滅 山口組VS一和会

日本

「撃滅 山口組VS一和会」を読みました。

「撃滅 山口組VS一和会」

(著者)溝口敦 (出版社)講談社:講談社プラスアルファ文庫

“日本のドン”田岡一雄亡きあと四代目山口組組長の座をめぐり、竹中正久四代目に反旗を翻した山本広ら反竹中派は一和会を結成、日本最大の広域暴力団山口組はついに分裂した。「不逞不遜」として山口組から絶縁処分を受けた一和会は、襲名わずか202日の竹中四代目を襲撃、射殺する。山口組対一和会の、血で血を洗う抗争が始まった…。関係者の証言と綿密な取材で描く、溝口敦の山口組シリーズ第4弾。(「BOOK」データベースより)

機会があれば、著者の別の著作も読んでみたいと思います。

バカの壁

日本

「バカの壁」を読みました。

「バカの壁」

(著者)養老孟司 (出版社)新潮社:新潮新書

イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人は、なぜ互いに話が通じないのか。そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちは様々な「壁」に囲まれている。それを知ることで気が楽になる。世界の見方が分かってくる。人生でぶつかる諸問題について、「共同体」「無意識」「身体」「個性」「脳」など、多様な角度から考えるためのヒントを提示する。(「BOOK」データベースより)

先輩が「けっこうおもしろかった。」と言っていたのを思い出して購入したのが、2004年の夏でした。冒頭の部分をちょっと読んで、その後本棚に放置されること丸4年。今回は完読できるのでしょうか。なんとか全部よみましたが、私にとっては、けっこう難しい本でした、やはり。こういうレベルですので、感想は「なし。」ということで・・・

人生は勉強より「世渡り力」だ!

日本

「人生は勉強より「世渡り力」だ!」を読みました。

「人生は勉強より「世渡り力」だ!」

(著者)岡野雅行 (出版社)青春出版社:青春新書インテリジェンス

一生、どこに行っても食いっぱぐれない頭と技術の鍛え方。(「BOOK」データベースより)

タイトルにある「世渡り力」、しっくり来ないなあと思っていたのですが、読み進めると氏の言う「世渡り力」の本当の意味がわかり、さすがと思わされます。世渡り力の話だけでなく、著者の生き方も知ることができ、いい勉強をさせていただきました。

金正日の正体

日本

「金正日の正体」を読みました。

「金正日の正体」

(著者)重村智計 (出版社)講談社:講談社現代新書

「死亡説」は本当か?「影武者」はいるのか?「後継者問題」のゆくえは?北朝鮮最大の謎に迫る。(「BOOK」データベースより)

タイトルに魅かれて購入しました。興味本位で読むならおもしろい読み物だと思います。

乃木希典

日本

「乃木希典」を読みました。

「乃木希典」

(著者)福田和也 (出版社)文藝春秋:文春文庫

旅順で数万の兵を死なせた「愚将」か、自らの存在すべてをもって帝国陸軍の名誉を支えた「聖人」か?幼年期から殉死までをつぶさに追い、乃木希典の知られざる実像に迫る傑作評伝。日露戦争開戦100年後に書かれた本書は、従来の乃木像をくつがえすとともに、「徳」を見失った現代日本への警告ともなっている。(「BOOK」データベースより)

著者の評伝シリーズの第一弾が本書で、第二弾が先に読み終えた「山下奉文―昭和の悲劇」だそうです。同時に購入したとはいえ、一週間に福田和也氏の著作を二冊も読むとは、チャレンジャーなのか怖いもの知らずなのか・・・ 「山下奉文―昭和の悲劇」と同様、この作品も私にとっては接するのが早すぎたように思います。

山下奉文

日本

「山下奉文―昭和の悲劇」を読みました。

「山下奉文―昭和の悲劇」

(著者)福田和也 (出版社)文藝春秋:文春文庫

「マレーの虎」と呼ばれ畏れられた「最後の英雄」がたどった栄光と無念の軌跡を追い、昭和という時代の実相を明かにする。『乃木希典』に続く傑作評伝。新たに一章を加えた増補決定版。(「BOOK」データベースより)

そういえば「マレーの虎」呼ばれた軍人さんがいたなあといった状態で、この評伝を読むのはあまり意味がなかったのかもしれません。予備知識がないと、著者が言ってることに対して「なるほど」とうなずくしかないからです。私にとっては、本書に接するのが早すぎたように思います。

警視庁公安部

日本

「警視庁公安部」を読みました。

「警視庁公安部」

(著者)佐竹一彦 (出版社)角川書店:角川文庫

スイスに本社があり、“死の商社”との疑惑がもたれているリンツグループの日本法人には、警視庁公安部からスパイ活動を命じられた特務捜査員が密かに送り込まれていた。広報室の加納係長、この男こそ二つの顔を使い分け、公安当局へ極秘情報を流し込む警視庁警部補だった。その加納の自宅へ柳沢警視からの電話が入った。去年の秋、環境事業部長の三島が視察に行ったヨーロッパはカムフラージュで、本来の目的は中東訪問にあったという。追跡調査を命じられた矢先、加納のもとにショッキングなニュースが…。元警視庁警部補の実力派が、ベールに包まれた警視庁公安部の実態を描く。(「BOOK」データベースより)

タイトルに魅かれて買ったのですが・・・ ラストが中途半端というかスッキリしないというか・・・ 新しい小説の形なんでしょうか。