関西に蠢く懲りない面々

日本

「関西に蠢く懲りない面々―暴力とカネの地下水脈」を読みました。

「関西に蠢く懲りない面々―暴力とカネの地下水脈」

(著者)一ノ宮美成、グループK21 (出版社)講談社:講談社プラスアルファ文庫

バブル経済の終焉は、天文学的数字の不良債権を生み出し、闇の世界に蠢く黒幕たちもカネづまりに直面した。縮小されたパイの奪いあいのため、あるいは闇資金の取り立てをめぐって関西各地で抗争事件が頻発、銃弾が飛び交い、おびただしい血が流れた。武井保雄・武富士会長、宅見勝・山口組若頭、“闇の帝王”許永中、“ナニワの借金王”末野謙一、“石油業界のフィクサー”泉井純一…。裏社会の大物たちが利権をめぐって暗闘を繰り広げる。(「BOOK」データベースより)

時期的に古いのは仕方がないのですが、過去の事件等にこういう見方もできると知ることには役に立つかもしれません。

細木数子 魔女の履歴書

日本

「細木数子 魔女の履歴書」を読みました。

「細木数子 魔女の履歴書」

(著者)溝口敦 (出版社)講談社:講談社プラスアルファ文庫

2008年春、細木数子70歳。古希とともに魔女の時代は終焉を迎えた。妻妾同居の家に生まれ、中1でポン引きに立つ。青年俳優との恋に破れ、玉の輿婚家を3カ月で飛び出し、クラブのママ、暴力団総長の姐さん、負債歌手の後見人に。パクリ占術本で先生と呼ばれ、大物思想家の親族と婚姻訴訟。鑑定と墓石・仏壇販売で蓄財し、恫喝と罵倒で「視聴率の女王」となる。本書は、細木の絶頂期に「週刊現代」で連載、6億円の損害賠償訴訟を起こされながらテレビ降板へと追い込んだ渾身のルポルタージュである。(「BOOK」データベースより)

「ずばり言うわよ!」の人のことを、これほど「ズバリ書いた」人は著者だけだったのでしょうか。

京都に蠢く懲りない面々

日本

「京都に蠢く懲りない面々―淫靡な実力者たち」を読みました。

「京都に蠢く懲りない面々―淫靡な実力者たち」

(著者)湯浅俊彦、一ノ宮美成、グループK21 (出版社)講談社:講談社プラスアルファ文庫

時はバブル全盛期から、はじけるころ。いわゆるバブル紳士や黒幕、ヤクザたちが跋扈していた。古都・京都にも東京から大阪からものすごい勢いで資本が流れ込み、地上げやマンション、ゴルフ場開発が進行するなかで、事件が頻発した。事件の背後で暴利をむさぼったのは誰なのか―。同和、暴力団、宗教団体、有力企業、官公庁などの暗部を綿密な取材で暴く!マスコミが報じない現代のタブーに挑む「懲りない面々」シリーズ第1弾。(「BOOK」データベースより)

連載記事をとりまとめたもののようですので、古いことしか載っていないと文句を言ってはいけないのでしょうね。

食肉の帝王

日本

「食肉の帝王―同和と暴力で巨富を掴んだ男」を読みました。

「食肉の帝王―同和と暴力で巨富を掴んだ男」

(著者)溝口敦 (出版社)講談社:講談社プラスアルファ文庫

“最後のフィクサー”浅田満―自民党のドンから山口組五代目、さらには宝塚スター、元横綱・北勝海に元阪神監督・星野仙一まで…その“威光”は、広く日本社会に浸透している。同和と暴力を背景に、途方もなく肥え太った男の半生を赤裸々に綴った衝撃作!!政・官・財・暴を手玉に取った「食肉業界のドン」が、狂牛病騒動に乗じてわれわれ国民の“血税”を貪り喰らう様を暴く。(「BOOK」データベースより)

これだけのことを書けるのは、すごい取材量によるものなのでしょうね、やはり。

ヤクザと抗争現場

日本

「「ヤクザと抗争現場」―溝口敦の極私的取材帳」を読みました。

「「ヤクザと抗争現場」―溝口敦の極私的取材帳」

(著者)溝口敦 (出版社)講談社:講談社プラスアルファ文庫

警察の「頂上作戦」に耐え、幾多の大抗争を乗り越えて、日本一の武闘組織に膨れ上がった山口組。その中核を担った歴代若頭の素顔とは?空前の長期抗争となった「山一戦争」の最中、緊迫した最前線を訪ね歩き、肌で感じたヤクザの虚実とは?…常に現場に立ち、山口組を始めとする生身のヤクザたちと接してきた著者だけが書き綴れたルポルタージュの数々。リアルタイムで記され、修羅場の匂いが立ち込めてきそうなその「取材帳」を、生々しいままに公開する。(「BOOK」データベースより)

丹念な取材を元に書かれたものは、ものすごい勢いを持って読み手に迫ってくるものだということを感じました。

突撃!グフフフ映画団

日本

「突撃!グフフフ映画団」を読みました。

(著者)黒田信一 (出版社)講談社:講談社文庫

いい映画を観たい--それだけのために独力で映画館を作った若者の涙と笑いの奮闘記(本の帯より)

本書は、札幌のマルコ出版から1983年に発行された単行本「JABB中毒 秘造り地獄編」(ジャブ70ホール著)が、1984年に改題されて講談社で文庫化されました。

今回、久々に読み返した形になるのですが、ジャブ70ホールに何度か行って観た映画の思い出とその頃の自分のことが鮮明によみがえって来ました。この文庫本と単行本だけは手放さず、これからもまた、ときどき本棚から取り出して読んでみたいと思っています。

(今回、この本を読んだので、どうなったのかなあと思って調べてみたら、ジャブ70ホールって約10年で閉館となっていたんですね。嗚呼。)

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

日本

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」を読みました。

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」

(著者)山田真哉 (出版社)光文社:光文社新書

本書では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。いわゆる「会計の入門書」ではありません。細かい財務諸表はひとつも出てきませんし、専門用語もそれほど多くはないので、気を楽にして、ひとつの読み物として読んでみてください。(「BOOK」データベースより)

たしかにおもしろい、ひとつの読み物だとすれば。でも、これを読んで会計に興味を持つかどうかは、なんとも言えません。個人的には、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」はなぜ売れたのか?、ということに興味があります。

DVDスーパーマルチドライブ増設

いろいろと調子が悪い我が家のパソコン。

それなのに、ああそれなのに、「DVDを作りたい!」という欲求に打ち勝てず、DVDスーパーマルチドライブ(LG GH22NP20WH)を増設してしまいました。

(既設のCD-RWは、もう外しておいた方がいいのかな。)

もう、ほんとうに無茶するわぁ。

日本のテロリスト

日本

「日本のテロリスト」を読みました。

「日本のテロリスト」

(著者)室伏哲郎 (出版社)宝島社:宝島SUGOI文庫

明治はテロから始まったといっても過言ではない。明治の元勲たちの多くもテロで倒れている。そして、現代もテロは続いている。明治から現代まで、様々な時代の裏面を体現したテロリストたち。ほとんどは非業の死を迎え、そして、テロにあった者も志半ばで死んでいった。一体彼らは何に駆り立てられ、何に憤慨し、なぜテロに走ったのか。室伏哲郎が明らかにする“日本テロ史”の決定版が、完全リニューアルで復刊。(「BOOK」データベースより)

明治から昭和までのいろんなテロおよびテロリストについて、わかりやすく書かれています。テロリストの生い立ちなども詳しく書かれていて、興味深く読めました。(それにしても「公安警察」の次が「テロリスト」、偶然とはいえ何というチョイスなんでしょう・・・)

日本の公安警察

日本

「日本の公安警察」を読みました。

「日本の公安警察」

(著者)青木理 (出版社)講談社:講談社現代新書

オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?誰にも書けなかった“治安活動”の真実。(「BOOK」データベースより)

何も知らない自分にとっては、公安警察の概要を知るには、ちょうどいい本でした。なんとも言えぬ恐ろしさというか薄気味悪さも感じさせられはしましたが・・・