我が家のカメラ 京セラ コンタックス T

「我が家のカメラ」第3回は、京セラ コンタックス Tです。

発売は1984年(昭和59年)3月とのことですが、自分が購入したのは1986年(昭和61年)の夏でした。その頃は東京の会社に勤めていたのですが、夏休みに職場の先輩Yさんと海外旅行に行くことになり、手元にカメラが1台もなかったので、新宿駅西口のヨドバシカメラ2号店に探しに行きました。どうせなら長く使える、いいカメラをと思って買ったのが、このカメラでした。

(カメラバッグにとポータータンカーのショルダーバッグ(S)も同じ時期に買ったのですが、こちらの方は今、どこにあるかわかりません。それはともかく、旅行費用やらカメラやらなにからなにまで、もらいたてのボーナスから出したように記憶していますが、ずいぶんと無茶をしたものです。)

デジタルカメラを購入するまでは、けっこう使っていたように思います。出張や旅行のお供もよくしてくれました。

詳しい紹介や性能等については、手元にある取扱説明書からの引用で書くことにします。

表紙裏には、下記のように書かれています。

このたびは、コンタックスTをお買い上げいただきありがとうございます。

コンタックスTは、名機「コンタックスRTS」を世に送り出した京セラ、カールツァイス、ポルシェデザイングループの共同開発になる沈胴タイプの35mmレンズシャッター式AEコンパクトカメラです。

レンズは、カールツァイス新設計のゾナーT*38mmf/2.8を装備、色再現、コントラス卜、カラーバランスなど、他のレンズシャッターカメラでは得られない高い描写性能を発揮します。

またポルシェデザイングループによるボディデザインは、操作性、携帯性、ホールディングバランスなど、人間工学に基いた高度なノウハウが駆使されています。しかもボディ表面の仕上げには独自の処理技術を開発し、高級機にふさわしい品位を実現しました。

明るく測距精度の高い透視ファインダー、大きくて見やすい液晶カウンター、逆光補正ボタン、電子セルフタイマー、さらにカメラと一体化して連動する専用ストロボT14オートなど、数々の新機構がコンパクトなボデイに搭載されています。

ご使用になる前に、この説明書を良くお読みいただき、正しい取扱いで末永くご愛用ください。

「主な仕様」のページを引用するまでもなく、この部分だけでけっこう詳しい説明になっていますね。

(ストロボもいっしょに収納できるケースは、これからも使うのは辛いくらいボロボロになっていますが、本体はけっこう丈夫にできているので、まだまだ使えるとは思うんですけどねえ。また使ってみた時に記事にしたいと思います。)