斎王の葬列

日本

「斎王の葬列」を読みました。

「斎王の葬列」

(著者)内田康夫 (出版社)新潮社:新潮文庫

都から伊勢神宮へ遣わされた皇女の通い路であった滋賀県土山で、その「斎王群行」を題材にした映画のロケ中に地元の青年が殺される。監督は旧友の浅見光彦に調査を依頼するが、直後に第二の殺人が。斎王の崇りが囁かれる中、光彦は34年前にこの地の古い宮で起きた惨劇に辿り着く。歴史の闇に消えた者たちの呪詛と、現世を生きる者たちの怨念が伝説の地で交錯する、長編歴史ミステリー。(「BOOK」データベースより)

斎王や斎王群行などについては、地元の人かよほどの歴史マニアじゃないと知らないことかも。この作品は、どちらかというと、ミステリー小説というよりは歴史物に近い感じがしました。それはともかく、切なくて悲しい物語でした。