バカの壁

日本

「バカの壁」を読みました。

「バカの壁」

(著者)養老孟司 (出版社)新潮社:新潮新書

イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人は、なぜ互いに話が通じないのか。そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちは様々な「壁」に囲まれている。それを知ることで気が楽になる。世界の見方が分かってくる。人生でぶつかる諸問題について、「共同体」「無意識」「身体」「個性」「脳」など、多様な角度から考えるためのヒントを提示する。(「BOOK」データベースより)

先輩が「けっこうおもしろかった。」と言っていたのを思い出して購入したのが、2004年の夏でした。冒頭の部分をちょっと読んで、その後本棚に放置されること丸4年。今回は完読できるのでしょうか。なんとか全部よみましたが、私にとっては、けっこう難しい本でした、やはり。こういうレベルですので、感想は「なし。」ということで・・・

人生は勉強より「世渡り力」だ!

日本

「人生は勉強より「世渡り力」だ!」を読みました。

「人生は勉強より「世渡り力」だ!」

(著者)岡野雅行 (出版社)青春出版社:青春新書インテリジェンス

一生、どこに行っても食いっぱぐれない頭と技術の鍛え方。(「BOOK」データベースより)

タイトルにある「世渡り力」、しっくり来ないなあと思っていたのですが、読み進めると氏の言う「世渡り力」の本当の意味がわかり、さすがと思わされます。世渡り力の話だけでなく、著者の生き方も知ることができ、いい勉強をさせていただきました。

金正日の正体

日本

「金正日の正体」を読みました。

「金正日の正体」

(著者)重村智計 (出版社)講談社:講談社現代新書

「死亡説」は本当か?「影武者」はいるのか?「後継者問題」のゆくえは?北朝鮮最大の謎に迫る。(「BOOK」データベースより)

タイトルに魅かれて購入しました。興味本位で読むならおもしろい読み物だと思います。

乃木希典

日本

「乃木希典」を読みました。

「乃木希典」

(著者)福田和也 (出版社)文藝春秋:文春文庫

旅順で数万の兵を死なせた「愚将」か、自らの存在すべてをもって帝国陸軍の名誉を支えた「聖人」か?幼年期から殉死までをつぶさに追い、乃木希典の知られざる実像に迫る傑作評伝。日露戦争開戦100年後に書かれた本書は、従来の乃木像をくつがえすとともに、「徳」を見失った現代日本への警告ともなっている。(「BOOK」データベースより)

著者の評伝シリーズの第一弾が本書で、第二弾が先に読み終えた「山下奉文―昭和の悲劇」だそうです。同時に購入したとはいえ、一週間に福田和也氏の著作を二冊も読むとは、チャレンジャーなのか怖いもの知らずなのか・・・ 「山下奉文―昭和の悲劇」と同様、この作品も私にとっては接するのが早すぎたように思います。

山下奉文

日本

「山下奉文―昭和の悲劇」を読みました。

「山下奉文―昭和の悲劇」

(著者)福田和也 (出版社)文藝春秋:文春文庫

「マレーの虎」と呼ばれ畏れられた「最後の英雄」がたどった栄光と無念の軌跡を追い、昭和という時代の実相を明かにする。『乃木希典』に続く傑作評伝。新たに一章を加えた増補決定版。(「BOOK」データベースより)

そういえば「マレーの虎」呼ばれた軍人さんがいたなあといった状態で、この評伝を読むのはあまり意味がなかったのかもしれません。予備知識がないと、著者が言ってることに対して「なるほど」とうなずくしかないからです。私にとっては、本書に接するのが早すぎたように思います。

警視庁公安部

日本

「警視庁公安部」を読みました。

「警視庁公安部」

(著者)佐竹一彦 (出版社)角川書店:角川文庫

スイスに本社があり、“死の商社”との疑惑がもたれているリンツグループの日本法人には、警視庁公安部からスパイ活動を命じられた特務捜査員が密かに送り込まれていた。広報室の加納係長、この男こそ二つの顔を使い分け、公安当局へ極秘情報を流し込む警視庁警部補だった。その加納の自宅へ柳沢警視からの電話が入った。去年の秋、環境事業部長の三島が視察に行ったヨーロッパはカムフラージュで、本来の目的は中東訪問にあったという。追跡調査を命じられた矢先、加納のもとにショッキングなニュースが…。元警視庁警部補の実力派が、ベールに包まれた警視庁公安部の実態を描く。(「BOOK」データベースより)

タイトルに魅かれて買ったのですが・・・ ラストが中途半端というかスッキリしないというか・・・ 新しい小説の形なんでしょうか。

失格社員

日本

「失格社員」を読みました。

「失格社員」

(著者)江上剛 (出版社)新潮社:新潮文庫

嘘つき社員に傲慢部長、モーレツ執行役員にゴマスリ常務―不祥事の元凶がオフィスにはあふれている!サラリーマンが守るべき掟を「モーゼの十戒」に擬えて、コミカルにシニカルに描く。秘かに転職を目論む銀行員の心の内は…「二神に仕えるなかれ」、セクハラ対策を担当していながら、生保の中堅幹部はなぜセクハラに陥ったのか…「汝、姦淫するなかれ」など、傑作十篇収録。(「BOOK」データベースより)

一つ一つの話が短いので読みやすいのですが、それはさすがにオーバーでしょうといった誇張された所もあり、スッキリしませんでした。あとがき(十一番目の戒律ともいうべきもので、著者の銀行員時代の話が書かれています)が最も印象に残りました、というのは失礼な感想でしょうか?

プロレス 金曜8時の黄金伝説

日本

「プロレス 金曜8時の黄金伝説」を読みました。

「プロレス 金曜8時の黄金伝説」

(著者)山本小鉄 (出版社)講談社:講談社プラスアルファ文庫

アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰巳、長州力、タイガーマスク、前田日明、高田延彦…当時の新日本プロレスには、キラ星のごとくスター選手が揃っていた。現在の選手たちは最強を目指して、もっともっと練習しなくてはダメだ!“鬼軍曹”がプロレスラーから格闘家まで一刀両断、最後の御意見番として日本のプロレス&格闘技界に愛情をこめて喝を入れる。みんな、もう一度あのころの元気を取り戻せ!“小鉄イズム”炸裂。(「BOOK」データベースより)

自分にとっては、著者はプロレスラーというよりレフェリーや解説者としての印象が深いのですが、鬼軍曹あるいは鬼の子鉄とも呼ばれる氏の現役時代の話、レスラー仲間のエピソードなどは、面白い内容で楽しく読めました。